1巻から始めて10巻がもう少しで終わる。
訓読みの部分が多いところを作業中だが、気の付いたところ。
(1)逆順担っている部分は「不:否定」「将:む」「所:ゆ」「自:より」「従:ゆ、より」「於:に」「為:ため」「雖:eど」「及:まで」「可:べき、べく」「應」「欲」「令」「迄:まで」「毎:ことに」「如:ごと」「至:まで」「待:まつ」など
助動詞的働きの文字が多い。
「不:否定」は必ずと言ってよいほど逆順だが1345番の句で
「常不:つねならむ」が逆順でない唯一(今のところ)の例。
(2)助辞が追加されて読むかどうか
よみの「の」を挿入するのは句の前で、後の「の」は表示している例が多いようだ
例 1749句「立田山乎」「たつたのやまを」
1749句「瀧上之」「たきのうへの」
1749句「櫻花者」「さくらのはなは」
1749句「」「」
1750句「丘邊道従」「をかへのみちゆ」
1750句「一夜耳」「ひとよのみ」
(3)「耳」は「のみ」と呼んだ方が良いだろう
(3) 訓読みで途中に母音が挟まっている場合は母音融合して読む場合が多い、
字余りの研究の参考になりそうだ。