twitterに書き込んだものをここにまとめておきます。
2020年10月7日作成
漢字の横の( )内の数字は万葉集20巻の中にこの漢字が出てくる巻数です。この数字が多いほど広く使われていることになります。(これ以外に訓読みの万葉仮名もあります)
* 中世韓国漢字音との比較ですので、音読みの万葉仮名のみ扱います。
50音表の横の列
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「あ段」 「あ段」はほぼ「a」で対応します。
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「い段」
「き甲:기」と「き乙:긔」は中世韓国語漢字音でも奇麗に同じく区別されています。
現代日本語と現代韓国語では「き」と「기」に統一。
「ひ甲」「ひ乙」、「み甲」「み乙」は中世韓国語漢字音では区別されていません。
「し」については別に論じます。
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「う段」
「う段」は 中世韓国漢字音では「우」と「 오」が現れます。
日本語でも「う」と「お甲」は通奏する事があります。
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「え段」
「え」は分かりにくいです。「え段」の甲乙の差は、中世漢字音で区別がはっきりつきにくい感じです。
何か対応するところがあるでしょうか?
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「お段」
「お段甲:오」と「お段乙:어」は明らかに違う音です。中世韓国漢字音で裏付けられます。
「あ行お」は「お乙」、「わ行を」は「わ甲」のようにも感じます。
50音表の縦の列について(作業途中)
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「あ行」
あ行の「え」は万葉集中で非常に出現頻度が少ない音です。ほとんどが「や行の江」(:ye)です(「や行のえ」を「江」で代表させます)。
全119,362文字中、「あ行のえ」は
「愛」1、「依」1、「衣」8、「榎」1、「得」25
位です。
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「か行」
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「さ行」
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「な行」
万葉仮名と中世韓国語(中期朝鮮語)の対応表。「や行」
「や行のえ:ye」を「江」で代表させています。「江」は訓読みですので、下の表には出てきません。
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